宗教は、宗派が異なれば、死後の世界は全く異なります。宗教をもとに死後の世界を語れば、そこには必ず争いが生まれます。では、どうすればよいのか。本書では死後世界をできるだけ科学的に研究し、できるだけ多くの人に納得してもらえるように死の研究において「科学性」と「客観性」を最重要視しています。その視点において、選択した死生学研究が「臨死体験研究」「過去生療法研究」「生まれる前の記憶を持つ子供たち研究」という3つの研究です。死生学研究は、「死」と「生」の両方の答えを与えてくれます。本書を通じて、その答えをお伝えしたいと思います。
21世紀に入り、世界の人口はますます増加の一途をたどりつつある。それにともなって、環境汚染、資源枯渇、貧富差の拡大などをはじめとするいろいろな問題が深刻さを増している。人類の活動が地球のキャパシティを超えたまま手をこまねいていれば、早晩、取りかえしのつかない状況に陥ってしまう。その危機から地球、そして人類を救うのがSDGsである。本書はその成り立ちから現状、今後の課題をていねいに解説する。
本書は折口信夫の「昭和三年講演筆記」を現代語訳したものである。訳者の森田勇三は、今般の今上天皇譲位と新天皇の即位に際して、稲作文化としての〝大嘗祭〟に関心を持ち、明治以後の四代、東西八カ所の斎田地を探訪調査した。そして、本年五月に『大嘗祭の起こりと神社信仰―大嘗祭の悠紀・主基斎田地を訪ねて―』の題名で出版することになった。それにあたって必要な、昭和3年における折口信夫の講演録『大嘗祭の本義』を現代語訳した本書を同時に上梓する運びとなった。
今までの免疫学の教科書では、アレルギー疾患や自己免疫疾患や腫瘍免疫学の分野に弱点があり、臨床の先生方に新しい知見を伝えていないという問題もあります。実際、医療の現場で免疫学者の考えが役立ち、これらの病気が治っているということはあまりないのです。新潟大学に来てからの講義期間は20年になります。この本が、臨床に少しでも役立つ免疫学を提示できていれば幸いです。
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